旅ログ

徒歩、バイク、クルマで地の果てを目指す旅の記録

バイクの旅#23-4初めての日本一周四国編

コンビニの朝飯を食べながらテレビをつける。線状降水帯?が南下して、四国を通過するらしい。雨か……。でも、午後には止むらしいから、予定通り走ろうと思う。

雨雲の動きを見ながら9時半に宿を出る。

まずは日本3大鍾乳洞の一つ、龍河洞へ。目の死んでいるコアラみたいなのが案内してくれる。こいつはあちこちに出没する。

このリューくんはやなせたかしが生み出した化け物だった。

観光地としては完全に死んでいる雰囲気。

鉱石は分かるけど、なぜか包丁を売っている。入洞中に名入れをしてくれるらしい。何の記念になるんだろうか。

入洞すると、内部は18度くらい。涼しい。

写真は綺麗だけど実物はここまで綺麗な感じではなく、単調な通路が1kmほど続く。さらに、洞内に流れているアンビエントなBGMとか、照明とかが絶妙に昭和感があって、逆にいい感じのポイントでした。

高知から北上する。

土佐北川駅。ここ、鉄橋がそのままホームになっているという稀有な駅なんですよ。

通路の下は川が流れている。

鉄橋の手前には空き地があり、なぜそちらにホームを作らなかったのかという疑問は残った。

空はいつの間にか晴れていて、気分は最高。この駅の近くに、日本一の大杉があるという。

この付近、大杉という地名みたい。

日本一の大杉は2本でした。なんていうか日本にはもっとでかくて有名な杉があるような……。あ、日本一大きい杉、ではなく、日本一の大杉、だからこれでいいのか。

幹の部分をよく見ると、明らかに人工物が貼り付けてあって、補強されている。日本一の大杉はサイボーグ大杉だった。レンガ調ではなくせめて木目調にしてあげたい。

さらに北上し、道の駅に寄る。

大歩危(おおぼけ)。この辺りは綺麗な渓谷が続いており、大歩危小歩危と呼ばれている。

ジビエバーガー推し、というかイノシカ肉しかないやん。テリヤキとかで逃れる手はあったが、イノシカバーガーを真っ向勝負する。

飲み物の入れ物が無駄におしゃれ(左右の飲み物から飲む)。肝心のイノシカバーグは、色が普通の肉よりかなり黒くて、赤身っぽい感じ?味は、パサパサした牛肉って感じ。獣臭はあまり感じなかった。

さらに北上。この辺りに日本屈指の秘境駅があるという。

奥に坪尻駅の案内板があるのがわかるだろうか。案内板の手前、このガードレールの切れ目を左に入ると、坪尻駅に向かうことが出来る。こんなん分かるかよw

車両は入れないので徒歩で向かう。

こんな感じの山道を下っていく。不法投棄された冷蔵庫があちこちにある。なんか遺体とかもありそうな不気味な雰囲気。しかも、この辺りはマムシが出るという。地面は昨夜の雨でぬかるんでいて、滑って滑落したらまじで死ぬ。結構ガチな山道なので、スニーカー履いて行くような場所じゃない。

合っているのかも分からない山道をずーっと下っていくと、廃墟が現れた。

普通にこわいし、しかもこの廃墟、四国連続強盗殺人事件の現場なのだ。まじでこわい。

この廃墟を過ぎると急に視界が開けて、無人駅が現れた。

しかもラッキーなことにちょうど電車が来たところだった。撮り鉄さん?が写真を撮っている。邪魔しないように自分も急いで写真を撮った。

この電車から若者が一人降りたが、彼は次の電車まで何をして過ごすのだろうか。写真だと綺麗な駅舎だけど、綺麗なのはこの角度だけで、周りは手入れされてないただただ山深い場所なのだ。

人生初の秘境駅は、想像を超えた秘境だった。

香川県に入る。四国現存天守丸亀城に到着。

あの遠くに見えるのが天守

このお城も例に漏れず、長い坂道を登っていく。

あの遠くに見えた天守は遠近法で小さかったのではなくリアルに小さい天守だった。着いたときには16時を過ぎていて入城出来なかった。

しかし、景色は最高。

本日最後の目的地、竹居岬へ。

四国最北端って書いてあるので、ここを最北端とする。

うどん本陣山田家。食べログ百名店、かつ水曜どうでしょうで有名な讃岐うどんのお店。

日本庭園みたいな中庭を通ってお店に入る。

見た目は普通のうどん。食べ始めると最初は丸亀製麺と変わらない感じ。むしろ腰のない柔い麺だけど、徐々に麺そのものの美味しさみたいなのを感じる。美味い。

今日は高松市内のビジホに泊まる。

本日の走行距離 220km